第2回ヤーンエキスポ/素材への関心に応える

2005年03月28日 (月曜日)

 糸展の第2回「ヤーンエキスポ」が、あす29日から31日まで北京市内の全国農業展覧館で開かれる。

 中国国内から87社が出展するほか、海外からは14カ国・地域の120社が出展する。海外出展の中では、綿産国であるインドやパキスタンからの出展社が注目を集めそうだ。パキスタンで最大級の繊維企業であるグリスタン・グループなどが参加する。

 中国の衣類輸出は1~2月累計で90億ドル強となり、前年同期比28%増と好調に伸びている。関係者の中には近い将来、中国は世界のガーメント市場で50%のシェアを獲得すると予想する意見もある。それだけに縫製だけでなく、素材の重要性が今後さらに高まるのは必至で、「ヤーン展の重要性は高い」と、主催者であるメッセ・フランクフルト〈香港〉は指摘している。