伊藤忠商事/中核ブランドに位置付け「マックディビッド」

1999年07月17日 (土曜日)

 伊藤忠商事は今秋冬物からトータル婦人服ブランド「マックディビッド」のインポート展開を開始するが、

導入発表記者会見で岡藤正広輸入繊維事業部長は「インポートの中核ブランドとしての位置付けで、積極的に市場拡大を図っていく」と語った。これまで日本市場での売り上げ実績は五十億円(上代ベース)。

 旧ストック・アンド・ゼノックが展開していた販路は継続し、現在直営店三店舗、伊勢丹、高島屋など百貨店二十一店舗、専門店二百五十店舗で展開中。販売を担当するシーアイ・ガーメント・サービス(東京)の小中章義社長は「新たなスタートになるが、周辺アイテムを拡充するなどさらなる市場深耕を推進したい」とし、同ブランドが日本上陸を果たして来年で二十年を迎えるため、都心にフラッグシップショップを設置する構想も明らかにしている。

 提携先であるドイツのマックディビッド・インターナショナル社のガブリエル・ケーニッヒ社長兼デザイナーは「二十一世紀に向けて新しいパートナーとの取り組みで、さらに飛躍していきたい」と抱負を語った。