東レ合繊クラスター第2弾/北陸で地産・地消ユニフォーム
2006年03月03日 (金曜日)
冨士経編、コマツインターリンクで
冨士経編(福井県鯖江市)、コマツインターリンク(石川県能美市)は2日、東レ大阪本社で会見し、地産・地消の循環型ユニフォーム「ホクリンク」を3月から本格販売すると発表した。北陸3県(福井、石川、富山)の一般企業から自治体、学校、公益企業などへ販売し、初年度1万枚、5年後には10万枚を計画する。
ホクリンクは東レ合繊クラスターの自立事業分科会から生まれたもので、先ごろ発表された花粉アレルゲン抑制カーテン「アレルバスターカーテン」(ナノテク素材分科会)に続く第二弾の成果になる。経済産業省の2005年度中小繊維製造事業者自立事業にも採択されている。
製品はペットボトル再生繊維など環境配慮型素材を使用し、北陸3県で糸から織布・編み立て、染色、縫製まで行う。さらに、消費から回収・リサイクルまでも北陸3県で行う「地産・地消費型のユニフォームだ。
使用済み製品は下取りの形で無料回収し、固形燃料としてサーマルリサイクルと軍手などにマテリアルリサイクルするシステムを「北陸3県内で組み上げた」(冨士経編・野尻利雄社長)ことから本格販売することになった。サーマルリサイクルは産業廃棄物処理の環境開発(金沢市)、マテリアルリサイクルは大島産業(福井市)がそれぞれ担う。
販売は福井県を冨士経編、石川県、富山県を小松精練子会社のコマツインターリンクが担当する。すでに、納品した商品(200~300着)もあり、4月の納入も決まっている。価格はブルゾン・パンツ上下で6600円と、既存製品よりは10%ほど割高。カタログも作成するが、別注対応が主体となる。スタートはワーキングだが「将来的にはサービス、白衣、介護衣料、防塵衣なども手がけたい」(コマツインターリンク・野田茂之専務)と意欲をみせる。
会見に同席した東レ合繊クラスターの荒井由泰副会長(ケイテー社長)は「東レ合繊クラスターは開発から販売へ、第2ステージに入った。販売に向けたマーケティング組織の新設やオリジナルのシンボルマーク作成、さらに独自の広報体制など、自主的な運営を目指していきたい」と述べた。
同じく東レ・安井南平テキスタイル事業部門長補佐は「アレルバスターカーテン、ホクリンクと言う2つの具体的な成果を上げることができたのは、クラスター活動が活発に行われている表れ」と評価。産地企業の活動に対し、今まで以上にサポートしていく考えを示した。




