ABS樹脂生産増強/東レ

2006年04月20日 (木曜日)

 東レは、マレーシアの子会社トーレ・プラスチックス・マレーシア(TPM)でのABS樹脂「トヨラック」生産を年11万トン増強し、付加価値の高い透明グレード生産を開始すると発表した。投資総額は約100億円。

 08年3月から稼働予定で、これによりTPMのトヨラック生産能力は年33万トンとなり、東レグループ全体では同40・2万トン体制となる。

 同時に、東麗繊維研究所〈中国〉との共同研究開発や東麗塑料〈深せん〉やタイ・トーレ・シンセティックスとの生産販売連携などトヨラック事業のグローバルオペレーションも推進する。