NI帝人商事/産地との取り組み深耕
2007年01月12日 (金曜日)
NI帝人商事繊維貿易部は2007年、素材メーカー、産元と連携を強め、産地企業との取り組みを深めることで開発力を高め、対欧米テキスタイル輸出の活性化を図る。
同社のテキスタイル輸出は欧米向けが30%、アジア、中東向けとスポーツ関連がそれぞれ20%、その他が10%で構成する。中東向け、スポーツ関連は堅調だが、もともと強みを持つポリエステル長繊維を主とする対欧米輸出は、顧客の天然繊維志向などから右肩下がりの傾向が続いている。
商社がテキスタイル輸出を深耕する場合、より川下を意識し顧客の要望に応じて、素材から製品までの一環対応で販路を広げるビジネスモデルを志向する場合が多い。しかし、同部の八木敏純繊維貿易部長は「製品ビジネスの場合、日本でオペレーションするよりも香港、上海拠点を活用した方が効率的な場合が多い」とし、「日本のチームでやる以上あくまでもテキスタイルにこだわりたい」と基本的な考え方を説明する。
「生産地を盛り立てることを忘れたくない」(八木部長)と今年は従来以上に国内の川上分野を意識し、素材メーカー、産元などとともに産地企業と連携、開発力を高めることに力を注ぐ。糸から差別化したスーツ向け生地など安定的に数量を取れる可能性が高い“付加価値定番品”のシェア回復へ、もう一度川上分野の力を合わせて挑む。八木部長は「今年は一歩も二歩もモノ作りの現場に踏み込んでいきたい」と語る。




