合繊大手4~12月業績/6社が増収・営業増益

2007年02月08日 (木曜日)

 合繊大手の今第3四半期連結決算が出そろった。4~12月累計ではユニチカを除いて増収営業増益と好業績ながら、繊維連結業績は収益的に明暗を分けるなど、中間期と大きな変化はみられなかった。通期の全社業績見通しでは旭化成が売上高、利益すべてで中間期予想を上方修正。東レ、帝人は売り上げが予想より増えるが、営業利益は下方修正、残る5社は通期見通しに変更はなかった。

繊維は引き続き明暗

 繊維業績はアラミド繊維、炭素繊維が好調な帝人、産業マテリアルの拡大と衣料繊維の構造改善策が奏功した東洋紡を除くと、5社が繊維連結営業利益で前年実績を下回った。三菱レイヨンは赤字(退職給付会計の数理計算上差異償却前)を計上するなど、中間期と同じ傾向を示した。

 通期の繊維連結業績見通しでは旭化成、東レ、帝人の3社のみが明らかにしたが、旭化成は当初計画通り(売上高1070億円、営業利益35億円)。しかし、東レ、帝人は繊維連結営業利益予想を下方修正した。

 東レは繊維連結売上高が当初計画よりも50億円減の6000億円に下方修正した。原燃料高の影響をカバーし切れず営業利益は5億円減の195億円に下方修正。

 帝人は繊維連結売上高に変更なく2900億円を見込むが、営業利益は180億円と当初予想よりも40億円減る見通しだ。東南アジアのポリエステル製造子会社の苦戦やアラミド繊維が増設に伴う一時的需給緩和などで減益になるためという。