ヤーンフェア開幕/開発商品が勢ぞろい

2007年02月08日 (木曜日)

 「第4回ジャパンヤーンフェア」が愛知県一宮市の一宮地場産業ファッションセンターで7日開幕した。昨年、一昨年と初日は雪に見舞われたが、今年は天候にも恵まれ、午前中から多数の来場者が集まった。出展者からは「初日から訪問が多く、期待している」などの声が聞かれた。出展各社は開発商品を中心に独自素材を訴求している。

 日本毛織は「ふっくら梳毛糸」を出品。紡毛の風合いを梳毛で出した糸で、30クレープ糸、45双糸などをそろえる。「紡毛で45番手になると一気に高額になるが、梳毛なので使いやすい価格に抑えることができる。また、糸強力の面でも使いやすい」とする。また、カシミヤ100%の100双、モヘア100%の80双など獣毛の細番手糸を出品。カシミヤは繊維が短いが、「オプティム」の加工を施すことで繊維を長くして細番手化を実現した。モヘアも同様の加工で繊維を細くし、細番手化とともに経糸にも使えるようにした。初出展のシキボウはインド綿素材「ロイヤルサーラ」「CMY」「フィスコ」「チコリーノ」「サラフィーヌ」などを出品。「綿だけでなく、麻、ウール、長繊維使いなど様々な素材を展開している点を訴求したい」とする。

「テンセル」上質など訴求/豊島

 豊島は軽くて、柔らかく、適度な光沢感のある素材として(1)テンセル(2)上質・高級化(3)話題素材の3つのコンセプトで提案した。

 テンセルでは“木から生まれて人が育て、土に還る”というエコロジーの訴求。毛羽の少ないテンセルの特殊紡績糸「T・X」は、テンセルA―100で、10メートル当たり毛羽指数が33(レギュラーテンセルでは16・2)というきれいめ素材。上質・高級素材ではスーパー100によるキットモヘア、シルク、カシミヤ、アンゴラを提案する。綿、シルクでは光沢とエレガンス面を強調。レーヨンは、接触冷感、ドレープ性、吸温放温性を持つ「アンジェリーナ」(8・8~16・5デ  シ テックス)で、他素材と複合に適する。

4コンセプトで提案/豊島紡績

 豊島紡績はナチュラル、マンメード、モヘア、ビスコーストップスの4つのコンセプトで提案する。

 ナチュラルでは、スーパー160は15・52、スーパー140は16・52マイクロ素材で、カシミヤに近い風合いが出せるのが特徴。超極細糸を紡績する原料提案する。その他、モヘア、アンゴラ、シルクなど、天然素材の特化を強く訴求していた。

 マンメードでは、極細のアクリル、ポリエステル、カシミヤタッチのナイロンなどとウールを組み合わせた。モヘアは獣毛と合繊による形状変化糸。ビスコーストップスは、原着ビスコース繊維(欧州製)を使ったもの。多色在庫する。

 豊島紡ではこれらの原料や原糸を自ら在庫し、ブレンドなどの多面的な要求に対応できる体制をアピールした。

 今回の出展テーマは「糸のイージーオーダー」でブース左側に、モヘアで飾られた山羊を展示していた。