伊藤忠PAL/利益は2ケタ%の伸び

2007年02月16日 (金曜日)

 【香港15日=向井幸明】伊藤忠商事のプロミネントアパレル香港(中西英雄社長)の2007年3月期の取扱高は対日製品ビジネスが約5%減少したが、欧米を中心とした三国向けのテキスタイル、製品ビジネスでカバーし、2億8000万ドル前後の横ばいとなる見込み。利益面では2ケタ%以上の伸びを確保した。

 同社の事業構成は日本向け製品ビジネスが約20%、欧州向けが45%、米国、中東向けのテキスタイル、製品事業で34%の構成と、対日以外の取り組みが80%近くを占める。4月以降の新年度も「日本向けで培った品質・生産管理のノウハウ、短納期体制、企画提案力を生かして欧米向けを中心に進める」(中西社長)と一段と第三国向けビジネスを広げる。中西社長は「テキスタイルの開発力が欧米バイヤーに安心感を与えている」と取扱高で5000万ドルを超えるテキスタイルビジネスの開発力が産地と欧米バイヤーを結ぶ機能を果たしていると分析する。

 ポイントとなる生産背景では華南地域、中国に加えハノイ近郊を中心としたベトナムとコスト競争力に優れるバングラデシュで品質向上、生産管理の強化を進めている。これらの生産拠点を基盤に従来、ドレスシャツ、パンツ中心だった欧米向けでセーター、スーツなどにもアイテムを広げる。とくに新年度以降はベトナム・ホーチミン事務所との連携で新規に進めるスーツ事業に力を注ぐ。