ごえんぼう
2024年03月21日 (木曜日)
イトーヨーカ堂が自社企画のアパレルから撤退し、新たにアダストリアからの商品供給がスタートした▼基幹ブランド「ニコアンド」など都市型ショッピングセンターや郊外店で売り上げを伸ばすアダストリアの企画力がどこまで反映されるのか▼いち早く商品を並べたイトーヨーカドー木場店(東京都江東区)の売り場を訪れると、20代後半とおぼしきファミリー層がアウターを見ていた。当初は婦人服と子供服が中心と聞いていたが、カジュアルな紳士服も提案している▼売り場の数十㍍先にはカテゴリーキラーの「ユニクロ」が店舗を構える。客はユニクロと比較をしながら、商品を吟味するのだろう。アダストリアもこの状況は分かっている。ユニクロとの勝負は避けられない▼価格帯はアダストリアの方がやや高い。同社がヨーカ堂専用ブランドを開発したことを鑑みても大きな賭けである。ガチンコ対決に興味は尽きない。